JFAアカデミー熊本宇城平成30年度8期生の卒校式が3月9日(土)、宇城市総合文化センター・ラポートで行われました。来賓や保護者、所属チーム関係者、在校生など多くの人に見送られ、8期生18名が次のステージへと巣立っていきました。岩上和道日本サッカー協会副会長は、今後の活躍に期待を込め、「これからも常にチャレンジ精神を持ってさらなる成長を遂げてほしい」とエールを送りました。
卒校生コメント
向井貴都選手(8期生:中3/川崎FC)
以前は自分で抱え込んでしまう性格でしたが、すぐに声をかけてくれる仲間がいてくれたおかげで、今では自分から気持ちを打ち明けられるようになりました。共に過ごした仲間の存在はとても大きかったです。
小川中学校では生徒会長になることができました。放課後には生徒会活動が入り、みんなよりサッカーの練習時間が短くなるリスクはありましたが、人前に立って自分の意見を伝える大切さを学び、苦手なことを克服するという成果を得ることができました。進路先でも自分をより良くする決断を見極め、苦手なことを恐れず挑戦していきたいです。
森田大智選手(8期生:中3/FCKマリーゴールド天草)
小学校の頃、世界とは程遠くどのようなものかさえも想像がつきませんでした。そこで僕は3年前、天草からこのアカデミーに入校しました。アカデミーでは、何事も高い基準での要求をされました。次第に出来ることが増えたと感じていましたが、海外遠征では食事がまともに食べれず、試合で動けず、いつもとは全く違う海外という環境で自分の力を発揮することの難しさを経験しました。
世界で活躍するには、サッカーはもちろんですがメンタル面の大切さも学ぶことができました。これからも、サッカー、人間性、両方の面でも素晴らしい選手を目指し、夢である世界で活躍するプロサッカー選手になります。
在校生コメント
後藤亨選手(9期生:中2/西南フットボールクラブ)
お世話になった8期生への感謝の気持ちを込めて司会進行をしました。僕は今まで、滑舌良く話すのが苦手でした。今回は自信を持って司会を務められるよう、伝えたいことがしっかり伝わるように、ゆっくり、はっきり、話す練習を繰り返しました。
前日のリハーサルでは会場の動きを確認したり、語尾の話し方に課題があることに気づけたので、本番までに修正することができました。
卒校式では、自信を持って司会者としての責任を果たすことができたと思います。
安達秀都選手(9期生:中2/ソレッソ熊本)
送辞をやろうと思ったのは、今までの感謝の気持ちを伝えたかったからです。
8期生には2年間で多くのことを学びました。トレーニングでは、パススピードや球際の強さ、特に考えながらプレーしていたことは印象に残っています。生活面では、8期生が率先して時間やルールを守るように呼びかけてくれたので、自分が最上級生になった時に何をしなければいけないか見通しを持つことができました。
アカデミーの先頭に立ち、責任感を持って行動してくれた8期生は、僕たちの誇りです。送辞の経験を生かし、これからは自分がアカデミーや学校において先頭に立って行動ができるようにしたいです。