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JFAアカデミー福島フットボールカンファレンス2019を開催 #jfa #JYD

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JFAアカデミー福島では、1月23日(水)~25日(金)の3日間、アカデミーの選手・スタッフによる「JFAアカデミー福島フットボールカンファレンス2019」を開催しました。

今回で2回目となったこのカンファレンスの目的は、それぞれの視点で2018年シーズンの成果と課題を振り返り、新シーズンに向けてそれぞれが取り組むべき事項を明らかにすることにあります。カンファレンスでは、各学年、各スタッフの趣向を凝らした発表に参加者は真剣に耳を傾けていました。

スタッフ・選手コメント

藤代隆介男子U-14監督
1年間U-14を率いてきた自分自身の総括として、プレゼン資料を作りながら、昨シーズンの成果と課題をきちんと整理することができました。新シーズンでは、もう一度、U-14を担当することになり、今回整理された部分を指導の中で活かしていこうと考えています。また、他のスタッフの発表を聞くことで、改めてJFAアカデミーとしての選手育成の方向性を確認することができ、そのうえで、各年代で何をすべきかを、整理することができました。

芝脩希男子総務兼選手管理
JFAアカデミーはエリート教育を掲げるなかで、オフザピッチに関しても非常に重要視しています。ただし、オフザピッチの部分は独立しているものではなく、オンザピッチ、メディカルの部分と密接に関わっています。そのため、テクニカルスタッフやメディカルスタッフの発表を聞くことは、オフザピッチの部分を向上させていくために非常に有益となります。また、スタッフが選手の発表を聞くことで、スタッフと選手の基準の違いを認識することにもつながります。今回のカンファレンスで出た成果と課題を全体で共有し、選手のさらなる成長に向けて取り組んでいきたいと思います。

石井侑真選手(8期生:高3)
今回で2回目となったカンファレンスでは、どの学年も発表に工夫があり、成果と課題をわかりやすく共有することができました。例えば、中1は全員がプレゼンターとしての役割を果たしたり、中3なら作戦ボードを用いて戦術を説明したり、高校生は映像とデータをうまく活用するといった工夫がみられました。高校生になると、後輩である中学生の試合を見に行くことも少なくなるので、今回のカンファレンスは、普段関わりの少ない他の学年のことを知る機会になったので良かったです。また、8期生としての成果と課題は、それぞれが次のステージにつなげていきたいと思います。

山科佑太郎選手(11期生:中3)
今回のカンファレンスでは、中学年代の最高学年として、1年間の成果と課題を発表しました。2018シーズンは、昨年のカンファレンスで出た成果をさらに伸ばし、課題に関しては改善に向けて取り組んできました。サッカーの部分では、できていなかったリスク管理を以前より徹底することで、失点数を大幅に改善することができました。オフザピッチの部分では、一人ひとりが学校で学級委員や富陽際の実行委員として、リーダーシップを発揮することができました。まだ全てのことを改善したとは言い切れませんが、ユースに向けてこの一年間、オン・オフ両面で成長できたと思います。


JFAアカデミー福島12期生 富士岡中学校立志式を迎える #jfa #JYD

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JFAアカデミー福島男子12期生(中2)の16名は1月29日(火)、通学している御殿場市立富士岡中学校の立志式に参加しました。

立志式とは15歳として社会の責任を負う自覚を持ち、将来の決意や目標を明らかにする行事です。立志式では、各自が考えたパワーフレーズ(立志の誓いの言葉)をステージ上で他の生徒、教員、保護者に向けて堂々と宣言しました。この立志式での決意を忘れず、12期生は今後のアカデミー生活、学校生活に取り組んでいきます。

選手コメント

齋藤晴選手(12期生:中2)
僕は、「常に求めろ」という言葉を発表しました。この言葉を選んだ理由は、常に結果にこだわり、努力を続けられる人になりたいからです。今までは、努力を継続することが苦手で、サッカーや学習の結果も出せていなかったです。なので、これからはこの立志の言葉を常に意識して行動していきたいです。

藤田楓斗選手(12期生:中2)
立志式を迎えるまでは、立志の言葉を考えるのに苦労しましたが、本番ではきちんと自分の決意をみんなに知らせることができました。僕は「人の意思に流されずに、自分の意思を貫く」という決意のもと、サッカー面や生活面で自分らしさを出しながら、より高みを目指していきたいです。そして、将来の夢に向かって自分が決めた道を進み続けます。

今井冠太選手(12期生:中2)
今回の立志式で「常にがむしゃら」という言葉を宣言し、自分の目指すべき姿を再確認することができました。今の自分には、サッカーや学校生活でうまくいっていないことも多くありますが、立志の言葉どおり、「常にがむしゃら」の精神で何事にもチャレンジしていきたいと思います。また、他の人の立志の言葉を聞いて、刺激を受けることができたのも良かったです。

JFAアカデミー熊本宇城地域の子供たちをアカデミーに招待しキッズ普及活動を開催 #jfa #JYD

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JFAアカデミーは、「JFA2005年宣言」実現のための施策(拠点整備)として、地域サッカー協会のフットボールセンターとしての機能を持ち、指導者養成やトレセン活動、キッズ、普及などの拠点としての役割を担い、JFA理念等の発信を行っています。

JFAアカデミー熊本宇城は1月末に、活動拠点である「宇城市立ふれあいスポーツセンター」で、キッズ普及活動を開催しました。

この活動では地域の幼稚園や、保育園、児童館のに通う5歳児、6歳児を対象に約1時間、人工芝のグランドで動き作りやボールフィーリングを体験会を行い、子供たち達は、アカデミーの広いピッチを所狭しと元気良く駆け回り、笑顔と笑い声があふれる1時間となりました。JFAアカデミーではこのような活動がサッカーに出会い、スポーツの楽しさに触れる機会になってほしいと考え、アカデミースタッフ全員で取り組んでいます。

参加団体コメント

戸馳保育園(参加:20名)
子どもたちは、この日を楽しみにしていました。最初は緊張していた子どもたちも次第に慣れて、運動の苦手な子どもたちも楽しめていたので良かったです。初めてボールを使って遊ぶ子どもが多かったのですが、内容もわかりやすく良かったと思います。

大空保育園(参加:年長24名、年中29名)
年1回ですが、子どもたちと触れ合っていただけることに感謝しています。子どもたちは前々からこの活動を楽しみにしていて、今日もここへ来る車中にて年長さんは以前来たときのことを話していました。子どもたちが、思いっきり走り回って遊ばせていただき、スタッフの方々の指導から学ぶこともあると感じています。来年も是非、参加したいと思います。

JFAアカデミー堺 J-GREEN SAKAI Lady's Festival U-15に参加 #jfa #nadeshiko #JYD

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1月26日(土)と27日(日)の2日間、J-GREEN堺にて、毎年恒例の「J-GREEN SAKAI Lady's Festival U-15」が開催されました。

この大会は、JFAアカデミー堺の活動の拠点である同施設が毎年この時期に主催しているもので、週末帰省型のJFAアカデミー堺にとっては、チームとして参加する唯一の大会です。普段はチームとして公式戦に出場することはありませんが、所属チームの協力、理解のもと、「JFAアカデミー堺A」「JFAアカデミー堺B」の2チームに分かれて出場しました。

大会1日目の予選リーグでは、Aチーム、Bチーム揃ってすべての試合で勝利し、翌日の上位トーナメント進出を決めました。中学3年生を中心としたAチームは、準決勝、3位決定戦ともにPK戦の末敗れ4位で大会を終えました。それでも3年生(5期生)選手たちは、3年間寮生活を共ににしてきた仲間と試合に出場できた充実感に溢れていました。Bチームは、上位トーナメント1回戦で敗れたものの、その後の順位決定トーナメントでは2連勝し、5位で大会を終えました。

アカデミー生コメント

朝倉加奈子選手(中3:5期生/岡山湯郷Belle Espoir)
楽しみにしていたJ-GREEN SAKAI Lady's Festival U-15に参加しました。ここで優勝したいと思って、これまで練習を頑張っていました。私は去年のこの大会で、試合が始まってすぐに怪我をしてしまい、ほとんど出場できませんでした。3年生になってからは、怪我をしない体作りをしてきましたし、ケアを入念に行ってきました。優勝したい気持ちが強い分、負けたらどうしようという不安もありました。しかし、試合前にみんなでミーティングをして、「パス・コントロールの質」「ポジティブな声かけをしよう」「前線からプレッシャーをかける」など、具体的に意見を出し合ってイメージを共有し、試合に臨みました。しかし、結果は4位で、優勝することは出来ず、これは自分たちの力不足ということだと思います。レベルアップするために課題を改善することが必要です。卒校前に、5期生がみんな揃って大会に参加できてとても楽しかったので、見つかった課題は残りわずかとなったアカデミー生活で見つめ直し、みんなと一緒に有意義に過ごしたいです。

田中晴菜選手(中2:6期生/FC BASARA甲賀レディース)
私は、昨年のこの大会の時には怪我をしていて試合に出ることができなかったので、今回が初めての参加でした。私は、Aチームのメンバーに選ばれましたが、3年生の足を引っ張ってしまわないかと思って不安でした。試合中も緊張していたのですが、準決勝の試合では、先輩からもらったパスからゴールを狙って、先制点を決めることができました。ゴールが決まった瞬間は、みんなが喜んで寄ってきてくれて、一緒に笑顔で喜ぶことができたのでとても嬉しかったです。でも、その後追いつかれてしまい、PK戦で負けてしまいました。悔しくて涙が止りませんでした。それでも3年生は「大丈夫」と優しく声をかけてくれたので、「次の試合も頑張ろう」と気持ちを切り替えてました。
次の試合は、私はベンチから応援しました。先輩たちは失敗を恐れず前向きに戦っていて、すごいなと思いました。優勝を目指していたので、2日間の大会の結果は残念な気持ちがありますが、Aチームとして3年生と一緒に試合に出ることができて、緊張もしたけどとても楽しかったです。得点を決めてまわりが喜んでくれたことなど、自信を持てたこともあったので、これからも前向きに頑張っていきたいです。そして、来年は優勝したいと思います。

正木美里選手(中2:6期生/Atletico FeminA)
私は、JFAアカデミー堺Bチームとして、大会に参加しました。チームとして参加できるのはこの大会だけなので、私だけではなくみんながとても楽しみにしていました。私は、Bチームとしての出場で、Aチームに入れなかったことが最初は少し残念でしたが、1年生を引っ張って、上級生として頑張ろうと思いました。そしてBチームのキャプテンを任されました。キャプテンをするのは正直不安がありました。キャプテンマークを巻いているのに試合中に失敗したら目立つと思ったからです。だからとても緊張していましたが、自分なりに精一杯頑張ろうと思いました。
1日目の予選リーグで全勝することができて、上位トーナメントに進むことができました。2日目のトーナメントはひとつひとつの試合にとても緊張感がありました。1回戦はJFAアカデミー今治Aとの試合で、相手は3年生中心のチームでしたが、積極的に攻めていきました。しかし、なかなかシュートが打てず1本のカウンターで失点してしまい、負けてしまいました。試合が終わった後、悔しくて泣いているチームメイトもいましたが、私は次の試合もあったので気持ちを切り替えないといけないと思いました。だから、私を含めた2年生を中心に、1年生に前向きな声をかけて励ましました。その後の2試合は、すべて勝つことができました。2日間キャプテンとして、プレーで引っ張ることができていたかはわかりませんが、チームに前向きな声をかけることはできたと思います。一緒に頑張ってくれたみんなに感謝しています。

森のの子選手(中1:7期生/NGUラブリッジ名古屋Jr.ユース)
私はJFAアカデミー堺Bチームとして出場しました。1日目の予選リーグでは、得点を決めることができ、チームは1位通過で上位トーナメント進出を決めました。2日目もチームに貢献できるように頑張って、優勝したいという気持ちで臨みました。でも1回戦で負けてしまって、私はとても悔しくて、落ち込んでしまいました。振り返ると、自分のミスから失点したと思ったからです。とてもネガティブになって次の試合に向かう準備ができませんでした。しかし、2年生の先輩たちは、「次の試合があるから切り替えよう」とポジティブな言葉で励ましてくれて、頑張らないといけない、と思いました。そして、次の試合で私はゴールを決めることができました。先輩たちがチームをポジティブな気持ちに切り替えてくれたことで、このように勝つことができたし、私も少しでもチームに貢献できたかなと思って嬉しかったです。これからも毎日練習して、来年は優勝したいです。

日本高校サッカー選抜メンバー・スケジュール FUJI XEROX SUPER CUP 2019 NEXT GENERATION MATCH U-18Jリーグ選抜 vs 日本高校サッカー選抜(2/16) #jfa

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スタッフ

団長:三井 耕 ミツイコウ(東京都立葛飾野高)
総務:渡邉 健 ワタナベケン(長崎県立猶興館高)
監督:朝岡 隆蔵 アサオカリュウゾウ(船橋市立船橋高)
コーチ:藤島 崇之 フジシマタカユキ(昌平高)
GKコーチ:伊藤 竜一 イトウリュウイチ(船橋市立船橋高)
トレーナー:永井 将史 ナガイマサシ(M‘s AT project)
ドクター:増田 研一 マスダケンイチ(奈良リハビリテーション病院)
主務:小川 伸太郎 オガワシンタロウ(大森学園高)
主務:川北 康博 カワキタヤスヒロ(埼玉県立松伏高)

選手

GK
1 飯田 雅浩 イイダマサヒロ(青森山田/3年)
12 八井田 舜 ヤイダシュン(岡山学芸館/3年)
21 松田 亮 マツダリョウ(東福岡/3年)

DF
3 豊島 基矢 トヨシマモトヤ(青森山田/3年)
4 大石 悠介 オオイシユウスケ(山梨学院/3年)
5 白井 陽貴 シライハルキ(矢板中央/3年)
6 岡井 駿典 オカイトシノリ(市立船橋/3年)
16 中田 青 ナカタジョウ(富山第一/3年)
19 吉村 仁志 ヨシムラヒトシ(大津/3年)
22 フォファナ マリック フォファナマリック(尚志/3年)
23 西田 翔央 ニシダショウ(東福岡/3年)
24 後藤 裕二 ゴトウユウジ(矢板中央/3年)

MF
2 松尾 勇佑 マツオユウスケ(市立船橋/3年)
7 天笠 泰輝 アマガサタイキ(青森山田/3年)
8 檀崎 竜孔 ダンザキリク(青森山田/3年)
11 バスケス バイロン バスケスバイロン(青森山田/3年)
13 秋山 裕紀 アキヤマヒロキ(前橋育英/3年)
15 水野 雄太 ミズノユウタ(大津/3年)
17 武田 英寿 タケダヒデトシ(青森山田/2年)
25 須藤 直輝 ストウナオキ(昌平/1年)

FW
9 宮崎 純真 ミヤザキジュンマ(山梨学院/3年)
10 西川 潤 ニシカワジュン(桐光学園/2年)
14 鈴木 唯人 スズキユイト(市立船橋/2年)
18 佐々木 銀士 ササキギンジ(青森山田/3年)
20 染野 唯月 ソメノイツキ(尚志/2年)

スケジュール

2月13日(水) PMトレーニング 
2月14日(木)AMトレーニング
PM練習試合 vs 専修大学
2月15日(金)AMトレーニング
PM練習試合 vs 流通経済大学
2月16日(土)AMウォーミングアップ
10:20NEXT GENERATION MATCH vs U-18 Jリーグ選抜(埼玉スタジアム2002)
13:35FUJI XEROX SUPER CUP 観戦

*天候等により、トレーニング会場、時間が変更する場合があります。

今後のスケジュール

3/8~10日本高校サッカー選抜選考・強化合宿ヤングサッカーフェスティバル(草薙陸上競技場/静岡)
3/28~31日本高校サッカー選抜欧州遠征強化合宿(御殿場市/静岡)
4/11~4/13日本高校サッカー選抜欧州遠征直前合宿(市原市/千葉)
4/13~4/24日本高校サッカー選抜欧州遠征(オランダ、ドイツ)
〔第57回デュッセルドルフ国際ユースサッカー大会参加〕

2019ユースディベロップメント体制/JFAナショナルトレセンコーチ、指導者養成体制、JFAアカデミースタッフ体制について #jfa

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2019年シーズンのユースディベロップメント体制/JFAナショナルトレセンコーチ、指導者養成体制ならびにJFAアカデミースタッフの体制が下記のとおり決定しましたのでお知らせします。

2019JFAアカデミー体制一覧はこちら
2019指導者養成体制一覧はこちら
2019男子ユースディベロップメント体制一覧はこちら
2019女子ユースディベロップメント体制一覧はこちら

JFAアカデミー熊本宇城 地域拠点としての取り組み「九州GKキャンプ」 #jfa #JYD

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JFAアカデミー熊本宇城の活動拠点である「宇城市立ふれあいスポーツセンター」において、2月2日(土)・3日(日)の2日間、九州GKキャンプを開催しました。九州各県からU-17の選手10名が集まったGKキャンプは、同年代の選手と切磋琢磨することで新たな刺激を受け、今後の更なる成長を促すことを目的として定期的に行われています。

JFAアカデミーは、「JFA2005年宣言」実現のための施策(拠点整備)として、地域サッカー協会のフットボールセンターとしての機能を持ち、指導者養成やトレセン活動、キッズ、普及などの拠点としての役割を担い、JFA理念等の発信を行っています。

コーチコメント

墨屋孝ナショナルトレセンコーチ九州GK担当
毎年開催している九州GKキャンプは、選手だけでなく、その指導に関わる指導者のレベルアップを図ることも目的に行っています。今回は2日間のキャンプでしたが、選手達のプレーする前の準備の質に変化を見ることができました。これをキャンプだけのことに終わらせず、日常でも取り組み続けることで、更なる成長を期待したいと思います。ミーティングの中では、サッカー選手としての夢を叶えるために、自分の目標を宣言してくれました。各選手が九州の同じカテゴリーのGKの中での自分の位置と、世界基準からみた自分の立ち位置を常に意識しつつ、更に成長していけるように見守っていきたいと思います。また、九州各県GKプロジェクトスタッフが直接指導を行い、他県のスタッフと協力して目の前の選手たちに多くの働きかけを行う姿を見ることが出来ました。今回の取り組みを、今後の九州各県での活動に活かして頂ければと思います。

指導者コメント

松尾賢一さん(大分県GKプロジェクトスタッフ)
参加した選手たちがレベルアップできるよう、指導者が一丸となってトレーニングさせていただきました。ピッチ、ミーティング、映像を通しトレセンコーチが「準備の大切さ」、「基本は完ぺきに」という言葉を伝えていました。選手も理解を深め、トレーニングを行うごとに1つ1つのプレーの質が良くなり、意識の変化を感じました。今回学んだことを日々継続していってほしいです。私自身、今回の経験を大分県のGK育成・強化に繋げていかなければならないと感じました。

高木利幸さん(宮崎県GKプロジェクトスタッフ)
2018年度九州GKキャンプU-17に、九州各県から選手・指導者が集まり、2日間のトレーニングを行いました。普段の日常とは違う環境の中で、同じ志を持った選手同士のトレーニングは、責重な体験になりました。トレセンコーチから、「簡単なトレーニングこそ完璧を求める。」「基本の徹底、準備と動き出しを高める。」ことを目標に活動しましたが、今回だけで終わらず、宮崎県に持ち帰り地元選手とともに成長したいと思います。

選手コメント

梶原駿哉選手(長崎総科大附属高等学校)
九州の同年代のGKと一緒にプレーしたことで、自分の日常練習での意識の低さを実感しました。口ではプロになると言っていても、本当にそうなろうと必死になれていないことを痛感しました。自分が自信を持っていたプレーが、本当は過信でしかなかったです。これからの練習で、今回指摘された「基本」を100%にし、今回感じたこの悔しさを、自分の絶対的な自信に変え、「日本一」を取りにいきます。

金城李来選手(沖縄県立普天間高等学校)
今回、このキャンプに参加して、とても良い環境の中でプレーして一番思ったことは、キーパーとしての基本が全然できていないという事です。例えば、構えの時の重心が常に後ろにあったり、クロスでの構えが低かったりと、その他にもたくさんの課題を見つけることができました。このキャンプで感じることができた貴重な経験を、今後の自分のプレーに活かし、自分の所属するチームへの貢献に繋げていこうと思いました。

髙橋宥成選手(大分県立大分鶴崎高等学校)
私の夢は、教師になることです。しかし、九州GKキャンプに参加して、サッカー選手としての夢だった大分トリニータに入団し、出場して勝ち、地元を盛り上げるという夢をもう一度もつことができました。そのために3年後は、教師も目指し、サッカーもできる大学で、インカレに出場し、活躍することが必要だと思います。このプランを成功させるために日々を大切にしていきます。

松本拓也選手(佐賀県立鹿島高等学校)
高校での普段の練習環境や内容が違う中、九州各県の素晴らしいGK達とトレーニングができて貴重な経験だと感じました。自分は他のGK達とは違って高校からGKを始めたので、まだまだ未熟ですし、課題がたくさんありました。でも、その課題を克服しようとしてくれる指導者が、わかりやすく教えてくれるので、いい刺激になりました。今回の経験を所属しているチームで活かし、佐賀県から素晴らしいGKが輩出されるよう努力したいです。

上村海斗選手(熊本国府高等学校)
今回、九州の各県から集まったGKと一緒にプレーしてみて、他の9名から、たくさん良いプレーを学ぶことができたので、良かったです。自分は、将来Jリーグでプレーして、そのあとに海外でプレーし、A代表に入ることが夢なので、その夢をかなえるためには、基本を100%にしなければいけないので、まずは基本を100%にしていきたいと思います。あと「勝利の神は細部に宿る」とあるので、細かい部分にもこだわっていきたいです。

浅野太郎選手(鹿児島ユナイテッドU-18)
今回のキャンプでは、現在の自分に何が足りず、何が通用するのかが理解できました。プロを目指すうえで課題が多くみられ、例えば、ポジショニング一つにしても細かい位置や、体の向きの細部まで、こだわることが大切だと感じました。さらに基本となるプレーなどの完成度をもっと追及していく事も浮かび上がってきました。自チームで、二種登録されたり、年代別日本代表に入るためにも、日頃からの意識を高めていくことが重要だと思いました。

前田祥選手(長崎日本大学高等学校)
自分がトレーニングで感じたことは、判断の速さと、他の選手は一人一人長所を持っていて、自分に無いところに気づくことができました。今回のGKキャンプで学んだことや他の選手、指導者の教えを、チームへ持って帰り、たくさんのことを自分から発信していきたいと思いました。これから、もっと自分が目標としている選手に近づけるよう努力し、自分の癖を直して、サッカーを楽しんで夢を叶えていきたいと思います。

倉原將選手(サガン鳥栖U-18)
自分のサッカー選手としての夢は、日本を代表するプロサッカー選手になることです。そのために、3年後、年代別の代表に入ること、来年は、自チームでレギュラーを獲るという目標を成し遂げます。自分は、最近思うようにプレーできなくて、それを修正するきっかけを作るために参加しました。今日のトレーニングで色々な視点でプレーの仕方があることが、改めてわかりました。これから、自分で基準を作らず、努力し続けます。

野村麻尋選手(宮崎県立宮崎西高等学校)
自分のサッカー選手としての夢は、指導者として子供たちにサッカーの楽しさを伝えていくことです。その夢を達成するためには、今、プレーしているサッカーを、全力で楽しむことです。その楽しさを、そのまま子供たちに伝えていこうと思います。キャンプに参加して感じたことは、いつもと違う環境、高い意識を持ってトレーニングをすれば、必ず力がつくと思いました。非日常を日常に変えていこうと思いました。

櫻木亮太選手(アビスパ福岡U-18)
九州GKキャンプに参加してみて、このキャンプに来る前は、自分のプレーは通用するのか不安だったし、逆に、どのようなプレーが通用するのか楽しみでした。そして、今日のトレーニングで感じたことは、基本的な技術はもちろん、自分の限界を知るために、積極的なチャレンジが必要だなと感じました。自分の夢は、プロサッカー選手になり、守備範囲の広いキーパーになることです。そのためにも来年はトップチームに上がり、3年後にはレベルファイブスタジアムでプレーすることを目指します。

JFAアカデミー今治 J-GREEN SAKAI Lady's Festival U-15に参加 #jfa #JYD #nadeshiko

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JFAアカデミー今治は、1月26日(土)と27日(日)の2日間、J-GREEN堺で開催された「J‐GREEN SAKAI Lady's Festival U‐15」に参加しました。週末帰省型のJFAアカデミー今治にとって、チームで参加する貴重な大会になります。開校以来毎年参加し、4回目の参加となる今回はA、Bの2チームに分かれ、全34選手が参加しました。

初日は6グループに分かれたリーグ戦を戦いました。2日目は、JFAアカデミーAは上位トーナメント、JFAアカデミーBはチャレンジカップと、それぞれ順位トーナメントに進みました。Aチームの順位トーナメントでは、JFAアカデミー福島やJFAアカデミー堺と対戦。試合は双方白熱した展開となり、PK戦にもつれ込む接戦となりました。

最終結果

JFAアカデミー今治A
上位トーナメント3位

JFAアカデミー今治B
チャレンジカップ優勝

選手コメント

佐藤千優選手(中3:2期生/FCバイエルンツネイシレディース)
昨年は決勝まで進みましたが、負けて悔しい思いをし、1期生が卒校するときに「必ず優勝します」と誓いました。あれから一年が経ち、JFAアカデミー今治34名でまた戦い抜きました。今年は、A・Bの2チームでの参加でした。私たちは、去年の悔しさをバネに、グループリーグの1試合目からエンジン全開で挑みました。しかし、気持ちばかりが焦って勝つことができませんでした。2試合目もどんよりとしたムードのまま入ってしまい、勝てたものの自分たちのサッカーができませんでした。その結果、グループリーグ2位通過という決して望んでいる結果ではありませんでしたが、決勝トーナメント進出を決めることはできました。夜にミーティングをし、チーム一体化、今治らしさを追求し自分たちでチームを変えようと取り組みました。そして、順位トーナメント1回戦にみんなで勝って準決勝に進出しました。相手は、私たちが去年の決勝で負けたJFAアカデミー福島でした。ボールを回され相手のペースでしたが、みんなで守り続け、勝負はPK戦になりました。14人続いた末、負けてしまいました。けれど、悔いはなく、次の試合に気持ちは向いていました。私たちが泣いていると、JFAアカデミー福島の選手が「今治の分まで勝ってくるよ」と力強い声をかけてくれたので、とても勇気づけられました。3位決定戦もPK戦になり、今治らしさで勝つことができ3位入賞を果たしました。優勝はできなかったけれど、今治らしいサッカーができたので、悔いはないです。

河合梛月選手(中2:3期生/アンジュビオレビンゴ)
私は、Bチームでこの大会に挑みました。1日目は楽しみな気持ちと緊張で胸がいっぱいでした。3試合とも、焦りや意識の低さでいつもの自分たちのプレーができませんでした。それが結果へと繋がり、全く良い成績が出せませんでした。今まで積み重ねたことを試合で発揮することができなかったこと、チームが一つになれていなかったことがとても悔しかったです。1日目を通して、私たちの課題をはっきりと知ることができました。2日目は、試合前のミーティングで一人一人が100%を出してプレーするという共通意識の中、試合に挑みました。結果は7-0で、一人一人が意識を高めた結果だと思います。そのまま2試合目も勝ち進むことができ、チャレンジカップの決勝戦はPK戦になりました。結果は4-3でチャレンジカップを優勝することができましたが、自分たちが一つになれたわけでも、1日目の課題が改善されたわけでもないと思います。自分たちはまだまだできると思います。本音で言い合えるよう、自分たち自身で変わっていきたいです。

越智美弥選手(中1:4期生/愛媛ユナイテッドFC U15)
私は初めてJ-GREEN SAKAI Lady's Festivalに出場しました。あまりいい結果を残すことができず、とても悔しい思いをしました。1日目は、緊張のせいか自分らしいプレーができず、チームもバラバラで結果も良くなく、笑顔で終わることができませんでした。そして、その日の夜にどうすれば自分たちらしいプレーができて勝つことができるのかたくさん考えました。たくさん悩みましたが、2日目は1日目より強い気持ちで挑むことができました。そして試合では、いつも以上にたくさん意識してプレーすることができました。すると1日目よりもパスをしっかりと通すことができたし、得点に繋げることができました。最終戦はPKまで続きました。私は蹴りませんでしたが、とても緊張しました。みんな1球1球大切にして蹴っていたと思うし、GKもみんなの期待に応えるようにゴールを守ってくれました。その結果勝利することができました。この2日間でたくさん成長できたし学べたと思います。結果を出すことができずとても悔しかったけれど、この悔しさを忘れずにこれからの練習を大切にしたいと思います。そして、来年は上位トーナメントに進み優勝します!


ナショナルGKキャンプがスタート(2/9~11@J-GREEN堺) #jfa #JYD

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2月9日(土)~11日(月・祝)まで、ナショナルGKキャンプが大阪府堺市J-GREENでスタートしました。このキャンプは、育成におけるポジション別指導・強化をテーマに、将来の日本代表GK、世界基準のGKの育成を目的に年に1度実施しています。

今年度も、日本全国から選抜されたU-15, U-18の20名の選手たちが集まりました。

3日間のキャンプで、トレーニング、ミーティング、グループディスカッション等様々なプログラムを予定しています。

ナショナルトレセンコーチコメント

加藤好男ナショナルトレセンコーチ
第21回JFAナショナルGKキャンプをJ-GREEN堺にて開催しました。全国から選抜されたU15/U18年代それぞれ10名のゴールキーパーが参加しました。初日は「シュートストップ」をテーマとした、実技セッションを行い、GKの基本技術と戦術を中心に動作習得を図りました。夜は練習での映像をみて振り返り、成功したプレーや課題として残ったことを再確認すべくグループディスカッションを行いました。2日目はフィールド選手とともに各ゴール前の状況下の中でトレーニングを行う予定です。この3日間のキャンプでの選手たちの成長に期待したいと思います。

選手コメント

北原一樹選手(京都サンガF.C. U-18)
このキャンプでは、今の自分の課題と足りていないものを見つけて、キャンプ中に改善したいと思います。自分が苦手とするボール運びされたときのポジショニング、味方へのコーチングを初日のトレーニングで再認識し、キャンプ中、またその後も改善し続けたいです。ミーティングで目標としてあげた、今年でトップ昇格を目指すこと、世代別の日本代表に選ばれることをゴールに今後もがんばります。

宮本流維選手(愛知フットボールクラブ庄内U-15)
自分の強みである、1対1やロングシュートのセービング力をアピール、また長所をさらに伸ばすことを目標にしてキャンプに挑みました。また、コーチに指摘された、止まる、構えるをより意識するようになり、ポジショニングの考え方が変わりました。攻撃参加は自分の弱点だと思うので、トレーニングに積極的に取り組んでいきたいです。ミーティングでは、自分のプレーを振り返りながら、悪かった点、良かった点を自己分析することができて大変勉強になりました。チームに帰っても同じように意識をもって、自信をつけていきたいです。

スケジュール

2月9日(土)PMトレーニング
2月10日(日)AM/PMトレーニング
2月11日(月)AMトレーニング

※スケジュールは変更する場合があります。

JFAアカデミー福島男子11期生が相撲部屋に体験入門 #jfa #JYD

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今年もJFAアカデミー福島男子11期生(中3生)は2月8日(金)から10日(日)まで相撲部屋実習を行いました。この実習は公益財団法人日本相撲協会の協力のもと、エリート育成の一環として実施されています。15人のアカデミー生たちは、境川部屋、春日野部屋、高砂部屋、錣山部屋、武蔵川部屋に分かれ、2泊3日の日程で力士の方々と寝食を共にしながら、稽古や掃除、ちゃんこの準備などを実際に行いました。

実習の中日、9日(土)には田嶋幸三JFA会長が春日野部屋を訪れ、アカデミー生の朝稽古の様子を見学しました。朝から雪が舞い散る寒い日でしたが、外とは反対に、熱気に包まれる部屋の中で朝稽古がスタート。張り詰めた空気が流れる土俵の上で、アカデミー生たちは力士の方々と一緒に四股、股割り、すり足、ぶつかり稽古などを行いました。ぶつかり稽古では、191cm、175kgと圧巻の体格の大関栃ノ心関にそれぞれが思い切りよくぶつかっていきました。

見学を終えた田嶋会長は「この実習は2008年から日本相撲協会の多大な協力のもとで実施されてきました。サッカー以外の日本文化などをアカデミー生たちに学ばせたいと思い始まりました。相撲が培った歴史、伝統に基づいた基本の大切さ、礼儀をしっかり学んで欲しいと思います。この空気感、バチンとぶつかり合う力強さは日本サッカーにも必要なもの。それらを肌で感じてほしいです」と語りました。

10日(日)、最後の朝稽古の後、アカデミー生はお世話になった親方や力士の方々へ謝意を伝え、3日間の実習を終えました。

アカデミー生コメント

GK 大畑神唯選手(11期生:中3)
相撲は礼から始まり礼で終わるということをまず学ばせて頂きました。稽古では大関を倒すつもりで何回もぶつかりにいきましたが全く歯が立たず、一歩も前進できませんでした。下半身の力が大切だと感じたので今後一層トレーニングに励みたいと思います。

DF 松田隼風選手(11期生:中3)
今までテレビで見たことしかなかった力士の皆さんは、実際に土俵で対面すると一層大きく感じ、ぶつかっても力に圧倒されました。普段使わない筋肉も使いましたし、体全体を使う競技だなと思いました。今回感じたことをサッカーや日々の生活に活かしていきたいと思います。

MF 久永瑠音選手(11期生:中3)
稽古を一緒にさせてもらい、体の強さに圧倒されました。サッカーでも対人の強さを求められるので筋トレが足りないと思いました。僕の夢は将来、海外で活躍するプレーヤーになることなので今回の実習で得た気づきも自分なりに理解して役に立てたいと思います。

ジュニアユースのセルフコンディショニング・セルフケア ~JFAアカデミー福島男子スタッフ通信Vol.10 #jfa #JYD

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JFAアカデミーでは「常にどんな時でも(日本でも海外でも)ポジティブな態度で何事にも臨み、自信に満ち溢れた立ち居振る舞いのできる人間の育成」というフィロソフィーを掲げ、真のエリートを目指して日々活動しています。

JFAアカデミースタッフ通信では選手たちの日常の様子や、日々の活動を詳しくお伝えしています。今回JFAアカデミー福島男子のレポートを担当するのは、赤羽達也トレーナーです。

コンディショニングについて

JFAアカデミー福島ジュニアユースでトレーナーをしている赤羽達也です。JFAアカデミー福島に来て3年になります。現在、JFAアカデミー福島のジュニアユースには47名(中学1年生16名、中学2年生16名、中学3年生15名)の選手が所属しています。私は主に選手の日々のコンディション管理やケガの予防・ケガ発生から競技復帰までのリハビリなどの面から選手たちに関わっています。今回は、選手に普段から伝えているセルフコンディショニング・セルフケアについて紹介したいと思います。

選手は毎朝、コンディショニングの確認として起床時の体重・体温・疲労度・睡眠の質・尿色などのいくつかの項目を測定しています。毎日記入することにより選手自身が通常の自分の身体はどんな数値となっているのかということを知ってもらうようにしています。またいつもと違った数値となった場合などは体調管理に注意することや、なぜ数値に変化が起こっているのかを考えてもらいたいという狙いがあります。

実際に選手から起床時の体重が減少している場合はご飯の量を意識的に増やしているといった行動を起こす選手もみられるようになりました。正しい・間違っているなどは問題ではなく、自分の身体に関心を持ち、自ら考えて行動を起こすことができる選手になってもらいたいと考えています。

セルフケアについて

練習・ゲーム後はクールダウンの一環としてストレッチを行っておりますが、それ以外にも選手には学習後や就寝前などの自由時間を使いセルフストレッチを行うことを推奨しています。選手には意識している筋肉や正しい姿勢などのレクチャーも行っています。月に一度、全ての選手に体組成と同時に4種類の柔軟性も測定しております。

4種類は長座体前屈(片足ずつ)・踵臀間距離・下腿前傾距離・股関節内旋角度を選手にて測定してもらいます。測定数値は過去の数値と比較し柔軟性の増減を確認します。現在の練習量に対して自分のセルフケアが足りているのか、成長量に見合ったケアが出来ているのかといったところを意識してもらっています。数値は年齢が上がるにつれ低下傾向となりますので、中3・中2に注意喚起を行っています。

JFAアカデミー福島の選手達も様々な取り組みや測定方法などを今後の長い選手生活の中で経験していくと思います。また測定方法なども科学の進歩や環境面の整備によりさらに進化していくことが考えられます。大切なのは測定データなどを参考にしながらも、自分自身の身体について感じ、考え、行動に移せる選手だと考えます。JFAアカデミー福島では中学三年間でその基盤を作り高校三年間でさらに実践・発展していくような働き掛けを行っていきたいと思っています。

アカデミー堺 メディカルサポートについて 〜JFAアカデミー堺スタッフ通信Vol.6 #jfa #nadeshiko #JYD

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JFAアカデミーでは「常にどんな時でも(日本でも海外でも)ポジティブな態度で何事にも臨み、自信に満ち溢れた立ち居振る舞いのできる人間の育成」というフィロソフィーを掲げ、真のエリートを目指して日々活動しています。

JFAアカデミースタッフ通信では選手たちの日常の様子や、日々の活動を詳しくお伝えしています。

今回JFAアカデミー堺のレポートを担当するのは、小野美香トレーナーです。

傷害予防の取り組み(セルフコンディショニングの習慣化を目指して)

JFAアカデミー堺のトレーナーの小野美香です。就任して2年目になります。今回は、JFAアカデミー堺のメディカルサポートの一部をお伝えします。

育成年代の選手が、セルフコンディショニングの習慣を身につける事は、外傷・傷害予防・パフォーマンス向上の観点から大切です。JFAアカデミー堺では、平日は寮に寄宿し、週末・長期休暇は帰省して所属チームでの活動をしています。そのため、週末・長期休暇の過ごし方は、選手に委ねられます。選手自身で考えて、自分で身体のメンテナンスが出来るようになってほしいと思い、選手たちには日々そのことを伝えるようにしています。

トレーニング前に、選手が行っているセルフコンディショニングについて紹介します。全体練習が始まる前に、ストレッチや、ムーブメントプレパレーション(柔軟性・可動性の向上、体幹の安定性の向上を目的とした動的ストレッチ)、各選手の課題や弱点を考慮した個別メニューを実施してもらっています。個別メニューはトレーナーから提示されたものもありますが、選手自身が自分で弱点克服のため考えて行っているものもあり、内容によっては取り組んでいる様子をみながら、より効果的な方法やアドバイスを適宜行い、選手が自発的に行う姿勢をフォローするようにしています。

傷害発生後の取り組み

傷害発生後、全体練習に合流出来ない選手に対しては、各個人にメニューを作成しています。メニューについては、運動目的や正しい方法、復帰のためになぜこのトレーニングをしているのか説明するようにしています。選手によっては、身体の使い方や弱点克服が不十分なため、傷害を再発してしまう場合もあります。

傷害の再発予防のため、怪我をしている選手には特に、練習前後のセルフコンディションニングの方法やその重要性を指導しています。全体練習に復帰後は、声掛けを多く行い、セルフコンディショニングが定着するように努めています。

選手の中には怪我をして精神的に落ち込んでいる場合もあります。出来るだけ選手の話を傾聴し、選手の気持ちを把握したり、遊びの要素も取り入れるなど復帰メニューを工夫するようにしています。またスタッフ皆で関わる事で、多角的なサポートが出来るため、選手の状態をスタッフ間で共有し、スタッフ全員でサポート出来るようにしています。

感染予防の取り組み

インフルエンザが流行する季節になりました。JFAアカデミー堺は、総勢36名の選手が寮生活を送っています。週末は、公共交通機関を利用して帰省し、日曜日に寮に帰ってきます。このような生活スタイルのため、選手一人一人が感染予防の意識を持ち行動することが、感染予防には必須です。

今年度はインフルエンザが流行する前に、選手には感染予防のレクチャーを行いました。インフルエンザの特徴や、咳エチケット、具体的な感染の予防方法を重点的に話し、実践として下校後は、1階の洗面所で手洗い、うがい、手指消毒を行い、2階の寮室にはウィルスを持ち込ませないようにしました。皆が見るホワイトボードに感染予防のメッセージ「手洗い、うがい、手指消毒、換気、加湿」を記載しこれを合言葉に、予防に取り組むようにしました。

感染予防の目的を実感しやすいように、選手が楽しみにしている行事(J-GREEN SAKAI Lady‘s Festival、三年生は高校受験、二年生はアメリカ遠征、一年生は学校行事のスキー実習)を目標に、感染予防で全員が参加しよう、と話すようにしています。選手の日々の努力もあって、今年度は昨年と比較してインフルエンザの感染者数が大幅に少なく、J-GREEN SAKAI Lady‘s Festival には全員が参加することができました。

ナショナルGKキャンプ 全日程が終了(大阪府堺市) #jfa #JYD

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ナショナルGKキャンプは2/11(月・祝)、3日間の全日程を終了しました。

日本全国から選抜された選手20名がU-15,U-18のカテゴリーにわかれ、テーマに沿ったトレーニングを行いました。毎晩のミーティングではトレーニングの映像をみながら選手達自身が課題を自己分析し、お互いに発表しました。

コーチによる指導やアドバイスをもらいながら、選手達は多くの刺激を受けながら活動に取り組み、充実のキャンプを終えました。

また、最終日にはリフレッシュ講習会として、ゲストコーチとしてナショナルGKキャンプに帯同したフランス・フック氏による講義を実施しました。

ナショナルトレセンコーチコメント

加藤好男ナショナルトレセンコーチ
第21回ナショナルGKキャンプ2019(在:J-GREEN堺)が無事終了しました。各代表GKコーチやナショナルトレセン地域GK担当コーチなどの推薦により、U-15、U-18から各10名の選手が参加したキャンプの2日目は「ブレイクアウェイ(※1)」、「クロス」をテーマとして行い、最終日には「攻撃への参加(パスとサポート/配球)」と、トータル4つのテーマを設定し、トレーニングを行いました。

※1:DFラインの後ろに出たボールに対してGKが前に出て処理する事。

U-15、U-18の各グループには3名のナショナルトレセンGK担当コーチが直接指導にあたり、選手に対するきめ細かい指導がなされました。2日目のトレーニングは、びわこ成蹊大学、興国高校サッカー部のフィールド選手が協力してくださり、試合さながらの状況を作って頂いた中で、トレーニングを実施することができました。また、このキャンプにはゲストアドバイザーとしてオランダよりフランス・フック氏(前サウジアラビア代表、元オランダ代表、ポーランド代表、アヤックスFC、バルセロナFC、マンチェスターユナイテッドFC、バイエルンミュンヘンFCなど)は海外の多くの代表やビッグクラブでの指導経験があり、我々コーチや選手に対して多くのアドバイスを頂きました。そして、国内からは日本代表・下田崇GKコーチ、U-20代表・高橋範夫GKコーチ、U-17代表・高桑大二朗GKコーチが視察に訪れ選手への指導をして下さいました。更には今年度よりナショナルトレセンコーチに就任された川口能活コーチや視察に訪れた日本代表OBの楢崎正剛さんも加わり選手に話をして下さいました。

選手達はトレーニング前にはロッカーに張り出されたトレーニングメニューを確認後、2018年ロシアワールドカップのプレーダイジェストの映像を観てイメージを作ってからピッチへ出ました。夜のミーティングでは今回のキャンプの狙いや意義、過去にこのキャンプから羽ばたいた先輩たちの活躍を紹介したり、各代表GKコーチから世界と戦っての印象や招集選手の年代で身に付けておかなければならないことなどを話したりして頂きました。2泊3日という限られた時間の中、選手たちは互いに刺激しあって集中して取り組み、基本の重要性やプレーの優先順位、考えながらプレーをするということを再度学んでくれたと思います。

そして、このキャンプには遠方より多くの指導者やチーム関係者が視察に訪れ、交流することが出来ました。21回目となる今回のGKキャンプに参加頂いた選手、各所属チーム及び関係者、キャンプを支援して頂きました関係者の皆様に改めて感謝を申し上げます。

選手コメント

後藤太希選手(前橋フットボールクラブ)
自分の長所である身長を活かしたクロスに対する反応やセービング、自分の短所である攻撃スピードを落とさないビルドアップを今回のキャンプで再認識することができました。トレーニング中のコーチからの指導やミーティングでのアドバイスを参考に、ビルドアップと攻撃参加の改善に積極的に取り組みました。ピッチ全体を意識した攻撃参加をチームに戻っても継続したいと思います。レベルの高い選手たちとトレーニングしたことで自分の立ち位置を改めて知ることができ、充実したキャンプになったと思います。

朝長心優選手(V・ファーレン長崎 U-18)
全国トップレベルのナショナルGKキャンプに参加することで、自分の立ち位置を知ることができました。自分のストロングポイントであるフィールドプレイヤーへのコーチングは、キャンプを通してアピールできたと思います。課題である、シュートに対する予測とポジショニングはミーティングで自分のプレーを分析して、細かい動作を意識しながらトレーニングに取り組みました。また、ミーティングでコーチがレクチャーした「世界を意識した行動」の大切さを改めて感じました。自チームに帰ってからキャンプでの経験を活かして、全力で頑張りたいと思います。

岡本倖大選手(松本山雅FC U-15)
全国から集まったレベルの高い選手と共にトレーニングし、内容の濃い2日間を過ごすことができました。その中で、自分が通用する部分、そして足りない部分を再確認でき、とても貴重な時間になったと思います。今回は元日本代表の川口能活さんや元バルセロナのコーチをしていたフックさんにも指導してもらい、今回のキャンプで自分に足りないものを見つけ、世界基準の話を聞くことができ、とても勉強になりました。今後はこの経験をチームに持ち帰って1つ1つのプレーにこだわって、レベルアップしていきたいです。

スケジュール

2月9日(土)PMトレーニング
2月10日(日)AM/PMトレーニング
2月11日(月)AMトレーニング

※スケジュールは変更する場合があります。

2019年JFA・Jリーグ特別指定選手に上田綺世選手(法政大)を認定 #jfa

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公益財団法人日本サッカー協会は、2月13日付で上田綺世選手(法政大)を「2019年 JFA・Jリーグ特別指定選手」として認定しましたので、お知らせします。

2019年JFA・Jリーグ特別指定選手

選手上田 綺世(うえだ あやせ)
ポジションFW
生年月日1998年8月28日
身長/体重182cm/76kg
所属元法政大学
所属歴吉⽥ケ丘サッカースポーツ少年団⇒鹿島アントラーズノルテジュニアユース⇒鹿島学園高
受入先鹿島アントラーズ
承認日2019年2月13日

JFA・Jリーグ特別指定選手とは

目的:サッカー選手として最も成長する年代に、種別や連盟の垣根を超え、「個人の能力に応じた環境」を提供することを目的とする。

概要:全日本大学サッカー連盟、全国高等学校体育連盟サッカー部、またはJクラブ以外の大学運営(学校法人)のチームに所属する学生選手、もしくは日本クラブユースサッカー連盟の加盟チームの所属選手を対象に、JFAが認定した選手に限り所属チーム登録のまま、Jリーグ等の試合に出場可能とする。

JFAアカデミー熊本宇城8期生 鹿児島遠征を実施 #jfa #JYD

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JFAアカデミー熊本宇城8期生(中3)は、2月11日(月・祝)に鹿児島遠征を実施しました。

遠征は毎年実施しており、今回の遠征では午前中に南九州市知覧町にある知覧特攻平和会館を訪問し、午後は神村学園との練習試合を行いました。

JFAアカデミーは、世界基準で活躍する選手を育成する取り組みとして、サッカーはもちろん、人間的な面の教育も重視し、社会をリードしていける真の世界基準の人材の育成を目指しています。

アカデミー生コメント

小西龍馬選手(8期生:中3/V・ファーレン長崎U-15)
僕が知覧特攻平和会館に行って感じたことが2つあります。1つ目は、遺書についてです。確実に死んでしまうのに、多くの人は遺書を1枚から2枚という短い文章で書いていました。また、自分の血で書いている人もいたことから、隊員たちは強い覚悟を持って出撃したのだと思いました。
2つ目は命の大切さです。人間を爆弾の代わりのように出撃されることは、どんな状況でもしてはいけなかったと思います。その中には行きたくないのに国の命令で行かされる人や、17歳のとても若い人までも特攻隊として命を落としていました。もしもその時代にいたら国や家族を守るために自分の命を犠牲にできなかったと思います。特攻隊の人たちは、大事な人を守るという形で命が大切なものだと伝えたかったのだと感じました。
今の日本は、このような方々がいたからこそ復興して平和に暮らせているのだと思うので、命を大切にしてその事を忘れずに生きていこうと思います。

森田大智選手(8期生:中3/FCK MARRY GOLD AMAKUSA U15)
僕は知覧特攻平和会館に行き、たくさんの事を感じました。まず1つ目は、特攻隊員の気持ちについてです。ビデオ上映で、隊員は「死への恐怖」と「早く出撃しないと」という気持ちの葛藤があったとありました。自分だったらもうすぐ死ぬという時に「国のために行かないと」とは思えず自分のことしか考えられないので、隊員の心はとても強いと思いました。
2つ目は、自分と近い年齢の人が多く特攻隊員として戦場に行ったことを知りました。自分は平和に生きていることは幸せなのだと思いました。早くに戦死した人たちの分も、自分は精一杯生きていかなければならないと思いました。
3つ目は、家族愛についてです。平和会館にはたくさんの遺書が展示されていました。その中には家族への言葉が多く書かれていました。それを見て、家族と過ごせることは当たり前ではなく、幸せなのだと気づきました。自分はもっと家族との時間を大切にし、家族に感謝を伝えたいです。
そして映画、永遠の0のシーンにあった「水が冷たいなど、当たり前のことが愛おしく感じる」のように、何事にも感謝して生きていこうと思います。

竹馬奈瑠選手(8期生:中3/FCK MARRY GOLD KUMAMOTO)
僕は、永遠の0という映画を見たり、知覧特攻会館に行って感じたことがたくさんあります。映画では、戦争に特攻隊として出撃した様々な人物が登場しました。それぞれの人物が戦争に対する意思が違い、様々な視点で見ることができました。16、17歳くらいで訓練飛行兵として特攻隊になった人もいて、出撃するときの覚悟を決めた顔はとても印象に残りました。自分と同じ世代で死を覚悟して出撃することはとても恐ろしいことです。知覧特攻平和会館では戦死された方々の遺書や手紙などが多く展示されており、母親への手紙の中には特攻で亡くなるのは最初で最後の親孝行という言葉がありました。
僕は、国に命を捧げて特攻で亡くなるというのは親孝行ではないと思います。しかし、このような状況になってしまったのは戦争が起こったせいであり、人々の命を大切に考えなかったことに怒りを感じました。特攻隊について学習して、改めて戦死した方々の未来やその家族の方々の思いを踏みにじるような戦争、そして人々の大切な命を奪い取る特攻は二度とあってはならないと思いました。この先、過去にあった悲劇から目をそむけず、戦死した方々の祈りや願いを裏切ることがないような行動をとり、同じ悲劇を繰り返さないよう努力していきます。


2019年JFA・Jリーグ特別指定選手に黒川圭介選手(関西大)を認定 #jfa

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公益財団法人日本サッカー協会は、2月12日付で黒川圭介選手(関西大)を「2019年 JFA・Jリーグ特別指定選手」として認定しましたので、お知らせします。

2019年JFA・Jリーグ特別指定選手

選手黒川 圭介(くろかわ けいすけ)
ポジションDF
生年月日1997年4月13日
身長/体重173cm/70kg
所属元関西大学
所属歴FC高津⇒フットボールクラブライオスジュニア⇒ヴィッセル神戸伊丹U-15⇒大阪桐蔭高
受入先ガンバ大阪
承認日2019年2月12日

JFA・Jリーグ特別指定選手とは

目的:サッカー選手として最も成長する年代に、種別や連盟の垣根を超え、「個人の能力に応じた環境」を提供することを目的とする。

概要:全日本大学サッカー連盟、全国高等学校体育連盟サッカー部、またはJクラブ以外の大学運営(学校法人)のチームに所属する学生選手、もしくは日本クラブユースサッカー連盟の加盟チームの所属選手を対象に、JFAが認定した選手に限り所属チーム登録のまま、Jリーグ等の試合に出場可能とする。

2019年JFA・Jリーグ特別指定選手に児玉駿斗選手(東海学園大)を認定 #jfa

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公益財団法人日本サッカー協会は、2月12日付で児玉駿斗選手(東海学園大)を「2019年 JFA・Jリーグ特別指定選手」として認定しましたので、お知らせします。

2019年JFA・Jリーグ特別指定選手

選手児玉 駿斗(こだま しゅんと)
ポジションMF
生年月日1998123
身長/体重166cm61kg
所属元東海学園大
所属歴摂津フットボールクラブ⇒レオサッカークラブ⇒中央学院高
受入先名古屋グランパス
承認日2019年2月12日

JFA・Jリーグ特別指定選手とは

目的:サッカー選手として最も成長する年代に、種別や連盟の垣根を超え、「個人の能力に応じた環境」を提供することを目的とする。

概要:全日本大学サッカー連盟、全国高等学校体育連盟サッカー部、またはJクラブ以外の大学運営(学校法人)のチームに所属する学生選手、もしくは日本クラブユースサッカー連盟の加盟チームの所属選手を対象に、JFAが認定した選手に限り所属チーム登録のまま、Jリーグ等の試合に出場可能とする。

アカデミー熊本宇城 9期生の「ジリツ(自律・自立)、要求、助け合い」 ~JFAアカデミー熊本宇城スタッフ通信Vol.5 #jfa #JYD

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JFAアカデミーでは「常にどんな時でも(日本でも海外でも)ポジティブな態度で何事にも臨み、自信に満ち溢れた立ち居振る舞いのできる人間の育成」というフィロソフィーを掲げ、真のエリートを目指して日々活動しています。

JFAアカデミースタッフ通信では選手たちの日常の様子や、日々の活動を詳しくお伝えしています。

今回JFAアカデミー熊本宇城のレポートを担当するのは、小川秀樹コーチです。

9期生と一緒に

9期生(中2)を担当している小川秀樹です。昨年7月からJFAアカデミー熊本宇城でコーチをしています。

私が着任して以降、9期生と一緒に取り組んでいることはオン・ザ・ピッチ、オフ・ザ・ピッチ両面における「ジリツ(自律・自立)、要求、助け合い」です。自分を律し、自分自身で考えて行動すること。そして間違ったことをしている仲間がいたらそれを正し、困っている仲間がいたら迷わず手を差し伸べること。決して簡単なことではありませんが、選手と対話を繰り返しながら働きかけ、試行錯誤を重ねる選手の姿を見守りながら我慢強く取り組んでいるところです。

テクニック、判断力の質をさらに高める

オン・ザ・ピッチではゲームで必要とされるテクニック、判断力の質をさらに高めることを中心に取り組んでいます。

より速いプレッシャーの中でも動きながら、素早く正確なテクニックを獲得すること、守備ではボール状況に応じてポジションを取り続けて積極的にボールを奪いに行くこと、攻守両面で状況の認知と判断を素早く正確に行うことです。

特に守備面での改善が見られるようになると、スピードやパワー、足元のテクニックに頼るだけでは通用しなくなってきます。だからこそボール保持者やボールを奪いに行く選手の判断を共有し、複数の選手が常に関わり続けながらプレーすることが自然と求められ、習慣化していくことが必要となります。

そして定期的にトレーニングマッチを行うことで、トレーニングで行っていることが実際のゲームでどのように必要となるのかを具体的に学ぶ機会を作っています。プレーエリアやポジション、相手の戦い方に応じて適切なプレーが選択できるように、トライ&エラーを繰り返しながらゲーム理解を深めていき、そこで出た課題を具体的なイメージを持ちながらトレーニングに臨むサイクルを作るようにしています。

少しずつではありますが、意図的にボールを奪ったりゴール前に侵入したりする回数が増えてきました。この回数をもっと増やし、質を高めていくことにこれからも取り組んでいきたいと思います。

時間の管理と使い方

オフ・ザ・ピッチでは、特に時間の使い方を大切にしています。例えばトレーニングマッチを行う日や学校の下校時間が早い時のスケジュール、毎日の学習時間を9期生全員で決めるようにして、時間の管理と使い方を考える機会にしています。

まだ自分の意志より仲間の行動に流されることや、やるべきことよりも楽しいことを選択してしまうこともありますが、少しずつ今、何をすべきなのかを考えて行動できるようになってきています。そして周りにも目を配りながら声をかけ合い、お互いに意見を出し合う姿が見られるようになりました。キックオフ時間から逆算してスケジュールを立てたり、空いている時間を見つけて洗濯機を回したり、ボール磨きをするなど、少しずつ全体を俯瞰しながら物事に取り組めるようになってきました。

仲間の変化は自分自身が変わるチャンスでもあります。そして自分自身への要求が高くなっていくと仲間への要求も高くなるため、自分自身の行動や言動に責任を持たなければならなくなります。これを繰り返していく中で、うまくいかないときにはお互いが目を配りながら、全員で助け合う大切さにも気づけるようになってきたように思います。

3月9日(土)には8期生が卒校します。2年間常に自分たちを引っ張ってくれた先輩が旅立つときに、9期生が2年間どのようにアカデミー生活を送ってきたのかが試されます。先輩の背中を見て学んだこと、自分たちが試行錯誤して学んだこと。

今度は自分たちが後輩の前に立ち、力強く引っ張っていく姿が見られることを期待しています。

アカデミー福島男子 高校生の日常 ~JFAアカデミー福島男子スタッフ通信Vol.11 #jfa #JYD

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JFAアカデミーでは「常にどんな時でも(日本でも海外でも)ポジティブな態度で何事にも臨み、自信に満ち溢れた立ち居振る舞いのできる人間の育成」というフィロソフィーを掲げ、真のエリートを目指して日々活動しています。

JFAアカデミースタッフ通信では選手たちの日常の様子や、日々の活動を詳しくお伝えしています。今回JFAアカデミー福島男子のレポートを担当するのは、時實俊輔総務です。

1週間の流れ

JFAアカデミー福島男子総務の時實です。JFAアカデミー福島に来て5年が経とうとしています。私は、主にアカデミー生の日常生活をサポートしています。今回は高校生の日常について紹介します。

JFAアカデミー福島の高校生は「福島県立ふたば未来学園高校」に在籍しています。しかし、2011年の東日本大震災の後、現在の御殿場時之栖に一時移転してからはサテライト校という形で「静岡県立三島長陵高校」の教室をお借りして授業を行っています。

基本的には午前中に学校に行き、下校後トレーニングとなります。木曜日は午前・午後の2部トレーニングをしています。また、夕食後には東進ハイスクールの衛星予備校を用いて映像学習をしています。週末はゲームやトレーニングが行われていますが、オフを設けて1日自由時間にすることもあります。

1週間の基本的なスケジュール(高校生)

「安心で安全な寮生活」を送るために

現在、JFAアカデミー福島男子には中学生47名、高校生42名の89名が在籍しています。

この集団生活の中で「安心で安全な寮生活」を送るために、ルール(規律・規範)があります。このルールについてはアカデミー生で構成される委員会とスタッフとの協議によって制定され、時代の流れとともに改定・施行を繰り返しています。時間に関することや、携帯電話の使い方、寮内での過ごし方など項目は多くありますが、全員が快適に過ごせるようにお互いが気遣い、ルールがなくても当たり前に行動できるようになることを理想としています。

また、日ごろの洗濯や部屋の清掃などは限られた時間のなかで行わなければいけないため、各々があらゆる工夫をして生活しています。すべてが思い通りにうまくいくことばかりではないですが、その中で学ぶことも多くあり、社会性を身につける良い機会となっています。

多くの方に応援していただけるように

御殿場市に一時移転してから間もなく7年となります。

その中で御殿場市役所の方々のご協力のもと、地域のイベントに参加させていただき地域の方との交流する機会をいただいています。御殿場市主催のサッカー教室やスポーツイベントへの参加、また体力測定会の測定補助などを通じてJFAアカデミー福島のことを知ってもらい、それがきっかけで試合の応援に足を運んでいただけたこともあります。

日ごろ、生活していくなかで少しずつアカデミー生と認知されるようになり、良いことも悪いこともたくさん声をかけていただくようになりました。こうした声を励みに少しずつでも成長し、多くの方に応援していただけるようなアカデミーを目指したいと思います。

JFAアカデミー熊本宇城 地域拠点としての取り組み「C級インストラクター研修会を熊本県、佐賀県合同で開催」 #jfa #JYD

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JFAアカデミー熊本宇城の拠点である「宇城市立ふれあいスポーツセンター」において2月9日(土)、2月10日(日)の2日間、C級インストラクター研修会を熊本県、佐賀県合同で開催しました。

この研修会は年に1度、年度のはじめに、C級講習会を開催する上で必要なことを確認するために行われています。

JFAアカデミーは、「JFA2005年宣言」実現のための施策(拠点整備)として、地域サッカー協会のフットボールセンターとしての機能を持ち、指導者養成やトレセン活動、キッズ、普及などの拠点としての役割を担い、JFA理念等の発信を行っています。

インストラクターコメント

宮川真一ナショナルトレセンコーチ九州担当
今年もC級インストラクターの研修を熊本県、佐賀県合同でJFAアカデミー熊本宇城で行いました。例年のように実技のメニューを熊本大学サッカー部の学生の協力のもと、一つ一つ確認していきました。それに加え、今年は新たな試みとしてインストラクターの皆さんに実技後のファシリテーターを行ってもらいました。C級インストラクターとしてお互いのファシリテーターとしての振り返りも行い、さらにC級の内容を掘り下げられた研修会になりました。

参加インストラクターコメント

平石義治佐賀県インストラクター
指導実践では、①ウォーミングアップ・TR1担当②TR2・ゲーム担当③ファシリテーター担当と、3つの役割を分担し、全員で各セッションの整理を行い、「テーマに迫れたか、そのためにどのようなコーチングが必要だったか」など、深く掘り下げて考える機会となりました。また、各県インストラクターとの情報の交換や共有もできました。今後も受講生が何につまずいているのかを分析し、タイムリーな声かけやデモを示すなど、支え、励ますことができるように学びを続けていきたいと思います。

松岡卓熊本県インストラクター
47FAインストラクターとして研修会に参加させていただきました。自ら指導実践とファシリテーターを行い、力不足を痛感する良い機会となりました。今後、C級インストラクターとして活動するにあたり、受講者の方々に良い刺激と良い学びを提供できるように自分自身がすべての面において理解を深め、更にレベルアップできるように頑張りたいです。今回の研修会に関わってくださったすべての皆様に感謝いたします。

伊藤孝義大分県インストラクター
熊本県、佐賀県の合同研修に参加させていただきました。今回からファシリテータ−役を配置しましたが、最初は、その役割や関わり方に戸惑う部分が多々あり、とても苦慮しました。しかし、実践を重ねる毎に、多少ではありますが理解していけたと思います。この役割を担うことでディスカッションが有意義なものとなり、各セッションで深い議論が展開されたと思います。

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